日記の更新からプロフの更新を書くよ!
*最終更新日*
5月 6日 プロフとお話!総ちゃん遅くなったけど、おめでと!
Genie

「つかさ、俺、誕生日過ぎてんだけど」
「あぁ。そう言えばそうだったな」
「いや、そうだったなじゃなくてさ。え、コレ何もしかしてスルーする感じだった?」
「まぁ、そういう訳ではないが…その意向があったと言えばウソではないというか」
「スルーする気だったんじゃねーかぁぁぁ!」(くわっ)
(そんなことはないよ。…ほんの少しだけね、ほんの少し…。
とりま、今回は総ちゃんBD企画!)
(栞&雫宅にて!)

「ねぇ」
「んー」(ポテチもぐもぐ)
「栞ってさ、実は寂しがり屋でしょ?」(じーっと見つめて)
「は?」(思わず手にしたポテチ落として)
「だって、絶対そうだよー。ね、そうでしょそうでしょ?」
「何言ってんの…?」(やや眉寄せて)
「だって、絶対そうだよ!秘密にしておいてあげるから。ね、教えて♥」
「………頭うった?」
「えーいいじゃんかー教えてよー減るもんじゃないかー」(むぅ)
「いや、だって、教えるも何も違うし」
「ウソよ!だって、栞、この前あたしが喜助さんと会ったって言ったら、それで妬いt…って、ちょ、わっ」(途中まで言いかけたところで栞に口をふさがれ)
「………だまって」(そのまましっかり渚の口をふさいで)
(そんなこんなで、今日は珍しく女子オンリーだよ!)

「そういやさ、」
「ん?」
「あたし達いとこじゃんか」
「そうだな」
「あんま言ってなかったよね」
「あんまりというか言ってなかったな。そもそも、言う必要があるのか?」
「さぁ」
「それに、そんな需要があるとも思わんな」
「同意」(うんうん、と頷いて)
「それなら…これは意味があるのだろうか」
「うーん…ないんじゃない、多分」
(総ちゃんと奈々とは、また違うイトコ達です。今日はこんなテンションでいくよ!)
バイトが終わって、家に帰ると、もう時計は1時になろうとしていた。
同居人もさすがにこの時間は寝ているだろうと、できるだけ音を立てないようにゆっくりと玄関を開ける。
すると、廊下の先にあるリビングからうっすらと明かりが漏れている。
まだテレビでも見てんのか?と思ったけど、あいつがこの日に見るTVは特にないはず。
DVDか?とも思ったけど、そんなのいきゃ分かると思ってさくっと靴を脱いであがった。
リビングに顔を出すと、奈々が俺に背を向けるかたちでソファに座っていた。
「珍しいのな。まだ起きてたのか?」
「んー?」
振り返った奈々の顔は赤い。ヤツが飲んでるのは聞くまでもなかった。
「お前、今日飲んできたんじゃなかったのか?」
向かいのソファに荷物をおいて腰を下ろすと、テーブルの上にはワインがおいてあった。
とりあえずどれだけ飲んだか確認しようと、持ち上げたところ…おおかた半分はもうすでに飲んだらしい。
「今日のご飯はビーフシチューだから。お鍋温めて、あとサラダは冷蔵庫にあるし、パンもカットしてるから好きにしてね」
言ってることはまともだが、顔はお世辞にもきりっとしてるとは言い難い。
つか、緩んでる。ゆるゆるだ。オフショルダーのニットもなんかズレてやがる始末。
こいつはちょくちょく飲みすぎる癖があるわけだが…一度動画かなんかにして撮って、酔いがさめてる時に見せてやろうかと思う。
まぁ、俺も酒を飲みすぎる件に関してはあまり強くは言えないが。
俺はどうも、とだけ言って、言われた通りにビーフシチューを温め始めた。
「で、どうだったんだ?飲み会」
「んー…どうも」
「つか、何?合コン?」
「んー…お食事会って感じー…かな?」
「合コンじゃん」
「そうとも言うけどー」
くすくす笑いながら、「飲んじゃったー♪」と言っては、またグラスをあおる。
どうやらよっぽどつまらなかったのか飲み足りなかったのか…もしくは、また何か別の何かが…
まぁ、深くは詮索しねーけど。
俺は温めたシチューと冷蔵庫のサラダを持って、また奈々の向かいへ。
「ったく、しょうがねーなー」
「?」
「グラス持ってこいよ。今日は付き合ってやっから」
一瞬きょとんした奈々は、すぐにも立ち上がって「そうこなくっちゃ」と立ち上がって足早に台所へと向かった。
どうやら今夜は久々に長くなりそうだ。
俺はどこか楽しげに準備をする奈々をしり目に携帯を手にとり「か行」の連絡先を開いた。
さて、起きてりゃいいが…。
こういうのもたまには悪くない。
たまには。
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ただお酒ネタが書きたかったんです。もう本当それだけなんです、すみません。←
ちなみに我が家のお酒事情。
千晶:強いです。ザルです。淡々と同じペースで飲み続けます。昔は多少酔ったりすることもあったけど、今では強くなっちゃって。二日酔いとかはないみたいです。ビールから焼酎、テキーラ(!)まで何でも。
栞:千晶と逆に弱いです。でも、弱いのがバレるのは嫌なので、淡々と飲みます。(←)そして、寝ます。宅飲みして、迷惑にもコロンとしてるタイプですね。
幸村:…どうなんだろ。(笑)でも、お酒を勧められたも、うまーくかわして、うまーく量を調節できるタイプだと信じたい…!
渚:これといって特に…(ぁ)普通です。でも、ビールとかは飲めない。甘いのばっかり。にぎやかなのは好きなので、お酒の場は好きみたい。酔うと笑い上戸。
総一郎:彼もまた強くもないし、弱くもないし。なので…酔う時は酔うし、二日酔いもよくする(笑)クラブ行ってたりしてたから…ね、うん。酔うとグチりそう…(笑)
奈々:飲むのは好きだけど、まぁそこそこ。ワインとかシャンパンが好き。酔うと甘え上戸。(←)
雪男:どっちかですよ。0か10ですよ、彼は…きっと…!
雫:栞程じゃないけど弱い方です。カルピスとかカシスオレンジとかべたなところを飲んでそう。
それは、とある日のことです。
私と栞は幼馴染で、昔から家族ぐるみの付き合いをしてきました。
だから、家族同士でご飯を食べることも特別珍しいことではありませんでした。
そして、今回も、そのお食事会…いつものなんら変わらないお食事会だと思っていたのですが…
「………今なんて…?」
私は自分の耳を疑いました。
お母さんと栞のお母さんが作ってくれたお鍋のお豆腐をお箸で挟んだまま固まってしまいました。
同じ言葉をかけられたはずの栞は何もなかったかのようにお鍋をつついています。
向かいに座るお父さん達はにこにこしています。
そして、
「雫が一人暮らしをしたいって言い出した時に、相談したんだ。そしたら、心よく了承してくれてね。本当にいい幼馴染を持ったよ」
「もともと二人は姉妹のように育ったんだから全く問題ないわよ。それに、雫ちゃんが一緒の方が栞も規則正しい生活ができるようになるかもしれないし」
「本当よかったわ。栞ちゃんが了承してくれて」
「あの…えっと…つまり、私の一人暮らしの話は…」
「あたしと雫のルームシェアに変わったってこと」
さらっと栞が言葉をつづけた後に、お母さんが「そっちの方が安心でしょ」とにこやかに告げました。
そして、私の驚きが冷めないまま、食卓は続き…
「ねぇ、栞」
「ん?」
「いつから栞は知ってたの?」
「いつって…年開ける前かその後か…あーわかんないけど、その辺」
「それって結構前じゃ…」
「そだね。ま、でも、いいんじゃん?」
「?」
「変わんないよ。今までとなんら。つーことで、よろしく」
その時の栞の顔といったら…
学生生活最後の1年はとてもスリリング…ではなく、楽しいものになりそうです。
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ちなみに、お家は奈々と総一郎と渚と千晶のすむマンション?アパート?みたいな感じです。
雫は料理ができないけど、栞はお菓子専門。でも、栞は、料理は簡単なものならできます。
特別上手ではないけれど。
4月からは二人暮らし。
うまくいくのかどうなのか。

「〜♪」(鼻うた歌いながら片づけしつつ)
「…何をしているんだ?」
「ん?何ってアレだよアレ」
「その紙は…」
「あぁ、これな。こないだ誕生日だったからな飾っとけって言われてたんだよ」
「しかし、これは…(手作りでもひどすぎる…)」
「な?わりといいできだったろ?」(ニッと笑って)

(どうしようもない…本当に…)
確か、その日は珍しくって…
朝から雪がひらひらと舞ってて、
昼にはしんしんと降ってて、
そして、夕方には積もってた。
そんな珍しい日だった気がする。
Snow day...
朝起きると、お布団からでた体の部分がすごく冷たい気がした。
あたしは暖かいのを求めるように、毛布を深くかぶって、そしたらいつの間にか眠気まできちゃって…
2回目のアラームがなるまで、そのまま。
それから、目を覚ますために、洗面所に。
冷たい水で顔を洗うと、嫌でも目が覚める。…と言いたいところだけど、実はまだまだ50%くらい、かな。
夢虚ろなあたしは冷蔵庫へと向かい、昨日コンビニで買った飲む苺ヨーグルトに手を伸ばした。
ストローを刺して吸うと、苺の甘酸っぱい果肉とさっぱりとしたヨーグルトが流れこんでくる。
普段ならここで75%、いや90近くいくかな?
だけど、どうもパーセンテージのあがりが悪い気がするのは…きっと今日がいつにもまして寒いからだと思う。
もしかしたら、休講になってるかも!…と思ってノロノロとパソコンを開いて見てみるけど、そこには休講の文字は何一つなかった。
それもそうよね。外、積もってるわけじゃないし…と内心で小さく突っ込みをいれた後に、なんだか虚しくなってきて小さくため息をついた。
学校、いかなきゃ…
今日はさすがに寒いので、生足はやめた。
雪の降る日に生足とかさすがにそこまでは頑張れない。
ってか、鳥肌たつよね、絶対たつよね?!
もし、そんな勇者がいるのなら、あたしは思いっきり抱きしめてあげようと思う。
それから、カイロまでプレゼントしようと思います。
もし、いたら…だけどね?(笑)
そんなこんなで、今日はしっかりタイツはいてます。で、襟元にはファーのついたネイビーのコクーン型のお尻が隠れるくらいの長さのダッフル。
形は可愛いし暖かいから結構気に入ってるの♪
今日の防寒もばっちり…と思ってエレベーターに乗ったんだけど、そしたらなんだか急に総ちゃんのことを思い出しちゃった。
この前の忌々しい記憶が…リプレイ…。と、まぁ、結局は何もなかったんだけどね。でも、本当総ちゃんったら子どもよね。年上だけど(笑)
そんなこんなで、意外と授業はあっという間だった。
というか、今日はやたらと人が少なかった。
交通機関はまだどこも止まったとかいう話は聞いてなかったんだけど、みんなどうやら出てくるのが面倒だったみたい。
あたしも無理して出てくる必要はなかったんだけど…残り少ない学生生活を、と思うとね。
いつものように友達と話して、お昼には学校の近くのカフェでお気に入りのオムライスランチを食べて…
雪が降ってるってこと以外では、本当普通の変哲もない日だった。
そして、そのままバイトに行って…
でも、お客さんも少なかった。やっぱり雪の影響みたい。
バイトに行く頃には、葉っぱだとかお花に薄く雪が積もってたし、バイトについてからはいくつかの交通機関に支障をきたしてるって聞いた。
帰れるか心配だったけど、その心配もあまり必要なかった。
お客さんが少ないし、帰れるかどうか、っていうのを理由にマネージャーが気を利かせて早くあがらせてくれた。
あたしのところはまだ止まってなかったから、一旦、断ったんだけど、「女の子一人で何かあったら大変だから」って。
こういう時、やっぱり女の子はどうやら得みたい。
あたしはしっかりお礼を言ってまっすぐお家に帰ることにした。
バイト先を出る頃には、屋根が真っ白になっていた。地面にもところどころうっすらと積もっている。
でも、これじゃ、まだ雪うさちゃんも雪だるさんも作れそうにないみたい。
少し残念と思いつつも、あたしの足はそそくさとお家へと向かっていた。
帰ってから、お風呂に入って、TVをつけて…
よく見るバラエティ番組があってたけれど、今日は不思議とあまり面白くは感じられなかった。
かといって、せっかくだから早く寝ようと思っても、こういう時は決まって眠れない。
確か、前にしーちゃんがホットミルクが眠気を誘う効果がなんたら…って言ってた気がしたので、
あたしは牛乳を火にかけて、お気に入りのマグカップにいれて、それに蜂蜜をプラスした。
ほんのり甘くって、じわじわと体の中から温まるような気がした。
そういえば、雪はどうなったのかな。
明日の朝にはまた積もって、雪うさちゃん作れるかな?
でも、この前みたいにかき集めるのは大変だから、できたらもっとがっつり積もってくれれば…
とか思いながらあたしはゆっくりとカーテンを開けて窓の外を見た。
すると、真っ黒な空を背景に白のドットがふわふわと次から次へと落ちていっていた。
多分、しばらくの間見ていたんだと思う。
飽きもしないで、ホットミルクを飲みながら。
そして、マグカップの中身が空になる頃、ふと思いついたように呟いたの。
「糖分不足、かな」
その後に思い浮かんだのは大好きな彼の顔。
明日は会えるかな?ううん、会いにいこう。
そう考えただけで、なんだか急にモヤがとれたみたいで…
きっとこういうことなんだろうって思った。
誰かに恋をするのって。
その人のことを思うだけで、なんだか暖かくっていうか、楽しくっていうか、幸せっていうか…
あたしはそんな人に巡り合えてラッキーなのかもしれない。
ワクワクした気持ちを抑えながら、あたしはベッドにはいった。
明日はきっと…
また明日…
日常を色づける色の中であなたが最高の色彩...
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渚さんの冬のとある一日でした。
前振りが長い?今に始まったことではないです!(←開き直り)
とりま、渚にとって素敵な彼(ギンさん)はなくてはならない大事な人、っていうことを書きたかったのですが…
あとがきで説明するところがもうなんていうか…はい。
雪の降る日は切なくなるのはなぜでしょう。
ではでは、ありがとうございました!

「ハッピーバレンタインー♥」
「もう終わったけどね」
「まぁまぁ、いいじゃない。その辺はいつものご愛嬌っていうことで」
「予定通りにはなかなか上手くいきませんね」(苦笑)
「でも、さすがに…遅すぎでしょ」
「まぁまぁ。いいじゃない!だって、14日は諸々の事情が重なって大変だったんだから」(笑)
「渚。それはできれば伏せてくれた方が…」
(14日旅行行ってました…。続きにて、女子達のバレンタイン〜)
―――朝
料理は奈々が担当。その役割分担は、二人が部屋をシェアすると決まった時から決めたことである。
というのも奈々の料理はそれなりに旨い。
特に、和食が旨い。ベタなところだが割と肉じゃがとかは気に言っている。
しかし、やや洋食はそれに劣る。
劣ると言ったら、またドヤされそうだが、洋食も旨いことは旨いのだが、和食よりは劣るということである。
たとえば、あともう一つここにパンチがあったら…とかそんな感じである。
そんなことを何度か思うことがあったものの、事件は今朝起きた。
「なぁ、このポテトサラダ薄くね?」
「そう?あんまりマヨネーズいれるとカロリー高くなっちゃうし、イヤなのよねぇ」
「なぁ、奈々」
「ん?」
「俺さ、実は目玉焼きは半熟気味より固めの方が好きなんだけど」
「あら、そうだったの?じゃぁ、今度からは固めにするわね」
「おう、頼むわ。あとさぁ、これコンソメもちょい薄目じゃね?ジャガイモももうちょっと俺はホロっとする方がいいんだけど」
「…………総」
「あーあと、じゃがいもで思い出したわ。俺さ、カレーは野菜とかももうドロッドロになるまで煮たヤツが好きなんだよね」
「さっきから大人しくきいてれば…」
「ん?」
「何よっ!姑じゃあるまいし、何なの朝から細々と!」
「お?」
「お?、じゃないわよっ!こっちはね、色々と考えて作ってるのバランスとか総は基本味濃いのが好きだけでしょう!」
「いや、あながち否定はできねーけど…」
「もう嫌っ!今日はあたし夕飯作んないからっ!」
「え?」
「勝手にしてちょうだい!」
そう告げると奈々はさっさと自分の皿を片づけて、そして、俺と一言も口を聞かずに部屋を後にした。
これは…え、俺が悪かったの?いや、別に悪くはないよね?つか、あいつの逆ギレじゃ…
とは思ったものの、今回に限りはさすがに自分にも非があることを認めざる負えないらしい。
まぁ、言ってしまったものはしょうがないけど、これから飯作ってもらえないのは大変困る。
千晶のとこに居候という案もあるが、さすがにそれはキレかけられない。
まぁ、でも、なんとかなんだろ、と思いながら俺は部屋を後にした。
部屋を出ると、ちょうど渚も通学の時間だったらしく、エレベーターの前で鉢合わせた。
奈々は一緒じゃないのか、と聞かれたもんだから、とりあえずさっきの一件を話すことにした。
すると、思った通りの答えが返ってきた。
「それは総ちゃんが悪いよー」
「そっか?俺はな、奈々の料理がもっと上手くなるようにと思ってだな」
「それならもうちょっと言い方とか気を付けてあげないと」
「大分優しく言ったつもりだけど?」
「そうだとしても、もっと気を使ってあげないと…。総ちゃんのことだからまたポンポンと言ったんでしょ?」
そう言われて、さっきの流れを思い出してみると否定はできない。まぁ、そのうち、次気を付ければいいよな、うん。大丈夫大丈夫。
とはいえ、今回は仮に俺に非があることは認めるとしても、こういった話はたいてい女は同性の肩を持つのは気のせいだろうか。
たいてい男が悪く仕立てあげられる。俺の経験上、これはあながち間違っていないと思う、マジで。気をつけろ、男子。女は怖いぞ。
そして、俺たちはエレベーターに乗った。エレベーターに乗るなり、すぐに渚がボタンを押してくれたので、俺は少し後ろ、エレベータの隅にもたれるようにして立っていた。
ふと俺は頭によぎった疑問を口にする。
「お前さ、足寒くねーの?」
「ん?」
「だから、足。生足寒くねーの?」
「あぁ、寒いよ!寒いけど、ニーハイだからそこまで足出てるわけじゃないから、通学だけ我慢すれば平気♪」
「ふーん、そういうもん…そこまでよくするよなぁ」
「おしゃれには多少の我慢はつきものなの♪」
「女は大変なのなぁ………あ、渚」
「なぁに?」
「パンツ見えてる」
「え、ウソ?ウソでしょ!?」
渚が慌てて振り向いて手をばたばたとさせるのを一通り見てから、俺はずっと変わらないテンションで告げた。
「うん、ごめん。うそ」
その後のことと言ったら、もう…別に本当に見えたわけじゃないし、いいじゃん。
つか、ちょっとした遊び心じゃん。つか、見てないし、見えてないし。
なんだか少しだけ満員電車で痴漢と疑われた人の気持ちがわかったような気がした。
やっぱり男は色々と不利だ。見えてねーのに。
マンションの外に出ると、冷たい風が妙に左頬を刺激している気がした。
―――昼
学食で日替わり定食を食った後、時間を持て余した俺は図書館に向かうことにした。
おそらくだが、今「総ちゃんって図書館行くの?行かなくね?」みたいなことを思ったヤツがいるのではないか?
いや、いるだろ。絶対いんだろ、ぶっちゃけ。
そう思った諸君、聞いて驚きたまえ。
俺は図書館に行く!たまに行く。まぁ、そこそこ…時々…ぼちぼち程度に行く。
とはいえ、俺は読書家でも何でもないので雫や千晶のように常連じゃぁない。
あそこまで本ばっか読んでるあいつらは少し次元が違う気がする。
いや、色々な意味でだが。
そうこうしている間に、図書館につくと、見慣れた人影を見つけた。
茶色いブーツがつま先立ちをしていて、膝の少し上あたりでプリーツのスカートが揺れている。
白いブラウスとアーガイル柄のカーディガン、それに肩よりやや下まで伸びた髪。
そして、腕を本棚へと伸ばしているのは、いつも通りトレードマークの眼鏡をかけた雫だった。
まぁ、本が届かないのは見ての通りだけども、何かしら踏み台とかがあるもんだろ、確か図書館って。
まぁ、俺は使ったことはないけど…あいつは常連なわけだし…アレか。意外とあぁ見えて面倒くさがりか。
…と勝手に自己完結した俺はとりあえず近寄ってみる。
雫は眼鏡をかけていてもあまり視力がよくないのか、もしくは本に夢中になりすぎているのかわからんが、俺が近づくのに全く気づきはしない。
すぐ隣まできて、雫がとりたいであろう本をとってやると、やっと口をひらいた。
「ほれ」
「木下さん…」
「お前、夢中になりすぎ」
「お恥ずかしいところを見られてしまいましたね」
「まぁ、そうでもねーけど…つか、踏み台使えばよかったじゃん」
「いつもであればそうするのですが………」
雫は本を両手で抱えたまま、俺の後方に視線を投げた。
振り返ってそちらを見てみると、おそらく小学生くらいであろう小さな男の子と女の子が二人で踏み台に乗って、それはそれは仲睦まじく使っていた。
仲睦まじくってなんだ、文字にすると古臭いことこの上ないな。………仲良しこよしであったにしとこう、うん。
雫が大事そうに本を抱えて、手を振るのを背に、俺はその場を後にした。
結局何しにきたって?
図書館の喫茶店にコーヒー飲みに来たんだよ!
そして、夜に続く…